3/28/2003

なんだか停滞気味。

今日は天気がよい。
昨日は午後から曇り、雨も降った。

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「Farewell,My Lovely」(Raymond Chandler)

『前科者、大鹿マロイは刑務所を出たその足で8年前別れた女を探しに黒
人街の賭博場へ来たが、そこで又もや人を殺してしまった。現場にいた私
立探偵マーロウは係り合いになって警察に調べられる。その後、彼はある
事件を依頼された。盗まれた高価な首飾りを、ギャングから買い戻すため
の護衛役だった。』

(「ハヤカワ・ミステリ総解説目録」より)

ハードボイルドのジャンルで必ず挙げられる名前Raymond Chandler。
一度は挑戦してみようと思い、
今回中古で手に入ったので「これは運命」と
わくわくしながら読み始めた。

ところで
「ハードボイルド」って何?という疑問があって
イメージはトレンチコートを着た私立探偵で
常に命を狙われる危険な立場。
この本の表紙通り。
夜、車中、男が一人(コート、帽子着用)喫煙中。

感覚的にはつかめていたが
その代表作を読むことで何か新しく分かることが
あるのでは・・・と読んでみた。

二つの事件が実は一つにつながっている。
というドキドキ感があるのだけれど
それ以上に登場人物の性格も
印象的。

『他人の尺度を考慮せず自分のルールに従って生きる為に、
ある種、融通の利かぬ偏屈な、
聞こえをよくすればストイックな精神を必要とします。
傷つきやすく多感な心と感情を持つが故に、
人はハードボイルドな生き方を選択します。
自分の核になる魂を大切にし続けたい反面、
それを守っていく為には魂のあり方をひた隠しにし、
世界に対して武装しなければならない。
中は柔らかく外は固い。
もし中も外も柔らかければハードボイルドは成立しませんし、
中も外も固くとも然りなのです。』
(「パッチワーク」嶽本野ばら)

ハードボイルドの意味を探すために読み始めたが
読み終わるころには
物語の寂しさ(哀愁?)を感じていた。
大人の世界・・・。難しい。渋い。

厚み1.4cm(実測) 計52.97cm/332cm

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