2/21/2003

「The Third Twin」(Ken Follett)

一卵性双生児がそれぞれ別の母親から生まれた—
そんな信じられない事実をFBIの機密データベースを使って突き止めた主人公。
その裏には遺伝子実験をめぐる驚くべき陰謀があった。
彼女はその大きな陰謀を暴いていくが、
同時に彼女の身には危険が迫り始め…。

(引用:スカイソフト)

「The Third Man」、邦題「第3の男」。
もしかしてこのタイトル、ストーリー・・・?
なんて勘ぐってみる。
映画のほうは「現場にいた3番目の男はいったい誰?」
というのがキーになっていた。

雰囲気ネタバレでいえば
3番目の双子が、
3人いるのに双子って言うの?と言葉に引っかかるが、
キーになっている。

全然血のつながりはないのだけれど、
ごくごくわずかの確率で
自分と同じDNA情報をもつ他人が存在する
という内容のサスペンス物を読んだことがある。
そういうかんじ?
と自分なりの推理を立てて読み進んだ。

読みやすかった。スラーッといった感じ。

「お気楽ペーパーバックお楽しみ」の「今月の肴」
というページで肴に選ばれていた作家だったので、
読むことに決めた。
戦争・スパイものが有名な作家らしい。

稚拙な私の推理の及ばないところまで話は展開する。
「やっぱり犯人はこの人?」
犯人はこの人だろうと決めたとたん
新しい事実が明らかになる。
最後のほうでは「おいおい・・・。」と
ちょっとコメディーな感じになっている。
YMOとかモンティ・パイソン思い出した。

ちなみにロナルド・ノックスの十戒の中に
(10)双生児や変装による二人一役は、予め読者に双生児の存在を知らせ、
又は変装者が役者などの前歴を持っていることを知らせた上でなくては、
用いてはならない。(参考文献:「幻影城」江戸川乱歩)
というのがある。それを思い出した。

厚み2.7cm 計41.4cm/332cm



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